面接・選考Apr 14, 2026

エンジニアが転職面接で「一番緊張した」のは技術質問じゃなかった話

15年いたプリンタ会社のエンジニアが転職面接で感じたこと。技術質問よりも「なぜ辞めるのか」の方が怖かった。転職理由をポジティブに変える準備、逆質問の工夫、エージェントの面接対策サポートまで、実体験を正直に書きます。

Coroccu — バックエンドエンジニア
#面接対策#転職理由#逆質問

転職活動を始める前、一番怖かったのは技術的な質問でした。

15年間1社にいて、最新トレンドには多少のギャップがある。「Go書けますか?」「マイクロサービスの設計経験は?」そういう質問に詰まる自分を想像して、なんとなく後回しにしていました。

でも実際に受けてみると、一番準備が大変だったのは技術質問ではありませんでした。


技術質問より「なぜ辞めるのか」の方が難しかった

技術的な質問は、正直そこまで怖くなかったです。「直近で携わったプロジェクトを教えてください」という形から始まることが多く、自分の経験の範囲内で答えられる。「ここはできません」と正直に言っても、そこまで致命傷にはならなかった。

難しかったのは、「なぜ今の会社を辞めるんですか?」という質問でした。

答え自体は持っていました。フルリモートができない、フルスタックへのキャリアが3年経っても実現しなかった、頑張っても評価がついてこなかった。でも、それをそのまま言うと不満の羅列になってしまう。面接という場でそれを言っていいのかどうか、最初はよくわかりませんでした。


「不満」を「長期目線」に変えるのが大変だった

準備する中でわかってきたのは、転職理由は「不満を言う場」ではなく、「なぜここが最適か」を話す場だということでした。

「フルリモートができないから辞める」ではなく、「プロダクト全体に関われる環境で、長期的に成長したい」という言い方に変えていきました。嘘をついているわけではなく、本当のことを長期視点で言い直した感じです。

これが自分一人では難しかった。「どう聞こえるか」を客観的に教えてもらわないと、ネガティブになっているかどうかが自分では判断しにくかった。キッカケエージェントさんに面接対策をしてもらったとき、「転職理由が不満ベースに聞こえる」と指摘されて、そこから言い方を変えるのにかなり時間をかけました。

エージェントに「転職理由を一度話してみてください」と言われてやってみると、「今のは聞いていてネガティブに感じた」「こういう切り口の方が前向きに伝わる」というフィードバックが具体的でした。それを繰り返して、ようやく自分の言葉になった。


ある会社の面接で気づいたこと

複数社の一次面接を受ける中で、印象に残っている面接がありました。あるHR系のSaaS企業です。

技術的な内容も聞かれましたが、中心にあったのは「なぜそうしたのか」「どう判断したのか」という質問でした。「パフォーマンスを改善したと書いていますが、なぜその方法を選んだんですか?」「ほかの選択肢は検討しましたか?」というように、答えよりも考え方のプロセスを聞かれている感覚でした。

エージェント経由で面接後のフィードバックをもらいました。「技術より、判断の根拠を丁寧に話せていた」という内容でした。実はこの面接でそれをあまり意識していたわけではなかったのですが、振り返ると、自分の経験を話すときに「なぜその判断をしたか」を自然に説明していたんだと思います。

技術の深さより、思考のプロセスを見ている面接の方が、自分には合っていると感じました。


逆質問は「答え合わせ型」にしてから楽になった

面接の終わりに「何か質問はありますか?」と言われる場面が必ず来ます。最初はここが苦手でした。「御社のカルチャーについて教えてください」みたいな質問しか思い浮かばなかった。

準備を変えてみました。「私はこう理解しているのですが、合っていますか?」という形にする。

たとえば「入社後3ヶ月は現状把握に専念して、6ヶ月後から改善提案に入るイメージを持っているのですが、その認識で大丈夫ですか?」という感じです。質問ではなく、仮説の確認として出す。

これにしてから、逆質問が会話になりました。面接官が「実はそのイメージより少し早くなることもある」とか「まさにそういう動き方を想定している」と答えてくれて、そこからさらに話が広がるようになった。丸投げより、仮説を持って聞く方がずっと話しやすかったです。


面接は「試験」じゃないと気づくまで時間がかかった

面接を重ねていくうちに、感覚が変わっていきました。

最初は「試験を受けている」という感覚でした。正解を出さないといけない、落とされないようにしないといけない。でも何社か受けるうちに、「お互いに合うかを確認する場」という感覚に近づいていきました。

自分もその会社を見ている。聞かれることに答えるだけでなく、「この人たちと一緒に働けるか」を自分でも判断する場。そう思えてから、少し楽になりました。

技術質問が怖いと思って先延ばしにしていたけど、実際は対話の練習の方が大事でした。エージェントの面接対策を受けたことで、「自分の言葉で話す」練習ができたのは大きかったと思っています。


振り返ってみると

面接で一番大変だったのは、技術の準備ではなく、自分のキャリアをどう言語化するかでした。

「なぜ辞めるのか」「なぜここに来たいのか」「これまで何をしてきたか」。これを自分の言葉で、ネガティブにならず、相手に伝わるように話すこと。これが15年ぶりの面接で一番時間をかけた準備でした。

エージェントの面接対策を受けたことで、「どう聞こえているか」を客観的に知ることができた。自分一人でやっていたら、ずっとネガティブなまま話し続けていたかもしれないと思っています。

面接を怖いと感じているなら、技術の勉強より先に、一度エージェントに転職理由を話してみることをおすすめします。外から聞こえ方を教えてもらうだけで、かなり変わりました。

この記事は2026年4月時点の情報を元に執筆しています。