転職活動で3社の転職エージェントを使いました。
最初は3社に登録しましたが、早い段階で1社とは距離を置き、実質2社体制で進めました。使い比べてみると、対応の差がかなり大きかったです。何が違ったのか、正直に書きます。
使った3社と全体の印象
| エージェント | 総合評価 | 特徴 |
|---|---|---|
| キッカケエージェント | ★★★ | 書類添削が具体的・LINE相談可・面接対策が手厚い |
| Izul | ★★☆ | IT特化・求人の質が高い・添削の深さはキッカケ以下 |
| 大手総合型 | ★☆☆ | 求人数は多いが書類添削ほぼなし・ペースが合わなかった |
キッカケエージェント:一番お世話になった
キッカケエージェントは、ITエンジニアの転職支援に特化したエージェントです。運営メンバーに人事経験者が多く、採用担当目線での書類添削・面接対策が強みとされています。YouTubeチャンネルで業界情報を発信していて、そこで知って登録する人も多いようです。求人は量より質を重視するスタイルで、フルリモートやモダンな技術スタックを採用している企業の案件が中心です。
書類添削が「一緒に作る」感覚だった
キッカケエージェントさんは、職務経歴書の添削が段違いでした。
自分なりにAIも駆使してドラフトを作っていたのですが、「ここに技術スキルの一覧表を入れた方がいい」「レイアウトをこう変えましょう」「ブログをやってるなら載せた方がいい」「ポートフォリオも作ってみては」と、自分に合わせた具体的な提案をしてくれた。修正のたびにフィードバックがもらえて、「添削してもらう」より「一緒に作る」感覚でした。
最終的な職務経歴書は、最初のドラフトとは全然違うものになっていました。
LINE相談ができた
連絡はLINEでやり取りできました。気軽に聞けて、返信も比較的早かったです。
在職中の転職活動だったし、転職活動自体が初めてだったので、細かいことをすぐ聞けるのは本当に助かりました。
企業別の面接対策をしてくれた
面接前に「この会社はこういう質問をしやすい」「技術より思考プロセスを見る傾向がある」という情報をもらえました。汎用的な面接対策ではなく、受ける会社に合わせた準備ができた。これが一番大きかったかもしれません。
Izul:伴走型で求人の質は高かった
Izulは、20〜30代の若手ハイクラス層を対象にした、「伴走型」を強みとするエージェントです。IT・Web業界(SaaS・コンサルなど)への支援実績が豊富でエンジニアとの相性も良いですが、エンジニア・デザイナー専門というわけではありません。
求人の質という意味では、スタートアップやSaaS系の案件が多く、自分の転職軸に合った求人を紹介してもらえました。LINEでの相談もでき、担当者のレスポンスも早かったです。
書類添削については、方向性のフィードバックはもらえましたが、文章や構成まで踏み込んでくれる感覚はキッカケエージェントさんと比べると少なかったです。書類を自力でしっかり作れる人には向いていると思います。
一点補足すると、自分はIzulさん経由で受けた求人が1社だけだったので、あまりウェイトをかけられなかったというのも正直なところです。Izulは本来、面談を重ねて自己理解から丁寧に進めるスタイルのエージェントらしく、自分がそのプロセスをフルで活用できていたかというと、そうではなかったかもしれません。複数社に応募していたら、また違う評価になっていたと思います。
大手総合型:自分には合わなかった
大手の総合型エージェントにも登録しました。求人数は圧倒的に多かったです。
ただ、担当者のペースと自分のペースが合いませんでした。最初から「できるだけ早く動いてほしい」という雰囲気で、「中長期でゆっくり見極めたい」と伝えていたのに、どんどん求人を紹介されて「1週間後までに」と急かされる。ペースが合わないのがずっとストレスでした。
書類添削も、叩き台レベルのドラフトを見せても「このまま出してみましょう」で終わることが多く、具体的なフィードバックがほとんどなかった。それが不信感につながりました。
ただ、大手だから一律に悪いとは思っていません。担当者によってはちゃんと見てくれる人もいるだろうし、実際に同じエージェントの別の担当者と少し話したときは印象が良かったです。合わないと感じたら、担当者を変えてもらうという選択肢もあります。自分はそのまま距離を置いてしまいましたが、早めに変更を申し出ていれば違ったかもしれません。
実際にこのエージェントを途中で断った経緯は別の記事に書いています → 転職エージェントを途中で断った話
エージェント選びで見た方がいい5つのポイント
実際に使い比べて、エージェントを選ぶときに確認した方がいいと思ったことをまとめます。
1. 書類添削が具体的かどうか
「このままでいいですよ」ではなく、「ここをこう直した方がいい」と言ってくれるかどうか。最初の面談か、ドラフトを見せた後のフィードバックで分かります。最初から複数社に同じドラフトを見せて比べてみると差がよく分かります。
2. 面接対策が企業別かどうか
汎用的なアドバイスだけか、受ける会社に合わせた準備をしてくれるか。ここに差が出ます。
3. 連絡の取りやすさ
メール中心か、LINE・チャット対応かで、在職中の転職活動のしやすさが変わります。
4. 求人の質と量のバランス
求人数が多くても、自分の軸に合わない案件ばかり来ると時間を消費するだけです。担当者が自分の軸を理解して案件を絞ってくれるかを見ます。
5. ペースのすり合わせ
「急いで」と感じさせるかどうか。自分がゆっくり見極めたいなら、最初の面談でそれを伝えて、どう反応するかを見るといいです。
まとめ:複数登録して比較するのが正解だった
3社を使ってみて分かったのは、エージェントによって対応が全然違うということでした。
1社だけに絞ると、その担当者の質・求人の範囲・対応スタイルに依存してしまいます。複数登録すると、比較できる。「あ、このエージェントは添削が具体的だ」「こっちは求人の量だけで質が薄い」という判断が自分でできるようになります。
最終的にメインで使ったのはキッカケエージェントでしたが、それが分かったのも最初に複数社を試したからです。1社だけにしていたら、今の転職先には出会えていなかったと思います。
転職活動を始めるなら、まず2〜3社登録してカウンセリングを受けてみることをおすすめします。ある程度見えてきたら、メインにするエージェントを絞っていくのがいいと思います。選考が進んで面談が重なってくると、複数社のやり取りを同時に管理するのはなかなか大変なので。
もし担当者と合わないと感じたら、早めに変えた方がいいです。担当者変更は申し出ればできますし、思い切って別のエージェントを探してみるのもありです。違和感を感じたまま続けても、転職活動がうまく回らないことが多いと思います。
この記事は2026年4月時点の情報を元に執筆しています。