転職の軸Apr 28, 2026

「年収交渉できますよ」と言われたのに、ほぼ交渉しなかった話

エンジニアの転職で「年収交渉できますよ」と言われた。でも私はほぼ交渉しなかった。年収より先に確認したいことがあったから。転職軸を決めると、オファー面談で何をすべきかが変わる。

Coroccu — バックエンドエンジニア
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「内定が出たら、年収交渉できますよ」とエージェントから言われました。

でも正直に言うと、私はほぼ交渉しませんでした。

「エンジニアの転職体験談」として年収交渉を書くなら、「交渉してXX万上がりました」という話の方が読まれやすいかもしれない。でも私の実態はそうじゃなかった。なぜ交渉しなかったのかを正直に書いてみます。


そもそも、私の転職軸に「年収アップ」はなかった

転職活動を始める前に、転職の軸を整理しました。何を最優先にするかを言語化した結果、こうなりました。

1位(絶対条件): ワークライフバランス

フルリモート・フルフレックス・副業OK・残業10時間以下。猫のそばにいたい、両親に何かあったときすぐ動けるようにしたい、副業の時間を確保したい、という理由からです。

2位(できれば): スキル成長

モダンな技術スタックで開発できる環境、フルスタックとして幅を広げられる仕事内容。

3位(できれば): 年収

当時の年収は790万円くらい。絶対条件が実現できるなら、多少落ちても750万円台まではOKと決めていました。

つまり、年収は「できれば維持したい」程度の優先度でした。絶対条件じゃなかったんです。


オファー面談で私が一番聞きたかったこと

オファー面談の前に、確認したいことをリストアップして優先順位をつけました。並べるとこうなりました。

  1. 残業の実績値(制度ではなく、実際に何時間か)
  2. 評価・昇給の仕組み
  3. 実装時間の割合(会議の多さ)
  4. 給与の具体的な内訳
  5. 配属チームでの役割

給与の確認は4番目でした。「年収を上げたい」という気持ちで面談に臨んでいたわけじゃない。それよりも「本当にフルリモートで無理なく働けるか」「残業が積み重なる職場じゃないか」を確かめることの方が、ずっと大事でした。

4社から内定をいただいた状態だったので、複数内定を使って年収交渉することもできたと思います。でも私がオファー面談でやりたかったのは「WLBの条件を細かく確認すること」であって、年収を吊り上げることではなかった。


「交渉できます」と言われて、どうしたか

エージェントから「年収交渉できますよ」と言われたとき、正直ピンと来ませんでした。

交渉するとしたら何を根拠に?いくら上げたい?という問いに対して、自分の中にはっきりした答えがありませんでした。「現在の年収をキープできれば十分」という感覚があったからです。

結果として、年収面での交渉はほとんどしませんでした。その代わり、オファー面談ではWLBまわりの条件を細かく確認することに時間を使いました。


交渉しなかったことへの後悔はあるか

今振り返っても、後悔はほとんどありません。

「もっと年収を上げるために交渉すべきだった」とは思いません。私が転職で実現したかったのはWLBとスキル成長であって、年収の最大化ではなかったからです。

ただ一つ気づいたことがあるとすれば、「交渉できますよ」という言葉を聞いたとき、自分が何を大切にしているかが明確でないと、とりあえず年収の話をしてしまいがちだということ。転職の軸を事前に整理しておくと、オファー面談で何を確認すべきかが自然と決まってきます。


まとめ:オファー面談で何をするかは、転職の軸で決まる

私がオファー面談でやったことを整理すると、こうなります。

  • 年収交渉は最小限にとどめた
  • その代わり、WLBの実態(残業・リモートの運用)を細かく確認した
  • 複数内定があったが、それを使って年収を吊り上げる方向には使わなかった

これが正解かどうかは人によります。年収を上げることが最優先の人は、積極的に交渉するのが正しい。でも私は年収よりも先に確認したいことがあって、オファー面談はそのための時間でした。

転職の軸を決めておくと、オファー面談での優先順位も自然と決まります。「何を交渉すべきか」に迷ったら、まず自分の転職軸を見直してみるといいかもしれません。

この記事は2026年4月時点の情報を元に執筆しています。

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